ある中国のロック歌手が日本でコンサートツアーを開催し話題になりました。
彼の名前は李志 (リージー)というアーティストで中国国内でのコンサートはできないようです。
今回は、ほとんど日本人に知られていない彼を調査してみました。
李志 (リージー)ってどんな人？
生年月日：1978年11月13日（45歳）
職業：歌手、シンガーソングライター
中国内活動期間：1995~2019
彼は1995年にプロの歌手として活動を始めました。
ですが、2019年に中華人民共和国から入国禁止となってしまったようです。
メディアによると、現在は南京をベースに活動しているようなので、その後に入国禁止は解除されたのかもしれません。
しかし中国国内でコンサートなどの公演はできない状態という事です。
彼のYouTube動画
なぜ中国でコンサートができないの？
追放や禁止の原因は、大抵はアーティストの「歌詞」などが関係してくることが思い浮かびます。
確かに彼の書く歌詞は中国メディアの宣伝する「ポジティブ」さとは真逆なものだったようですが、根本の原因は違ったようです。
2018年に、彼は著作権侵害を理由に中国国内の大手商業プラットフォームを相手に訴えを起こしました。
中国のテレビ番組が彼の楽曲を無断に使用したことが発端です。
著作権侵害は認められたもののわずかな賠償金しか支払われなかったようです。
そして彼のこの訴訟行為で中国政府に嫌われたのが入国禁止の原因だろうと言われています。
コンサートに来た中国人の反応は？
この日本公演では携帯電話の使用は禁止され、もし情報をソーシャルメディアに投稿してもすぐに削除されてしまい痕跡がほとんど残らないそうです。
実際に起こった記録はSNSではなく友人同士で共有することしかできませんでした。
しかし多くの中国のファンの方々は、文句を言わずにコンサートが開催されただけであいがたいと思ったようです。
そして開催させてくれた日本に感謝をしてくれているみたいですね。
中国のファンが喜んでくれたことは、日本人としてもとても嬉しいことです！
なぜ中国人は涙する？
多くの中国ファンが彼の音楽に涙したといいます。
涙の理由はもちろん彼の作る音楽や歌詞にあるのでしょうが、根本は「言論統制」のない中でのコンサートだからだと言われています。
日本人からしたら当たり前の「自由な言動の許されるコンサート」は中国国内では難しいのでしょう。
今回、李志 (リージー)の日本公演を見るためにわざわざ中国から来日した人が多かったといいます。
飛行機に乗り、お金と時間をかけて国まで飛び越えて彼の音楽を聴きに来たファンの熱は本当にすごいですね。
そしてそれだけの人たちを魅了する李志 (リージー)さんは素晴らしい歌手なのでしょうね。
まとめ
今回初めて李志 (リージー)さんというアーティストを知りました。
そして、彼がとても多くの中国の方に愛されていると感じました。
今回、日本でツアーができたことで昔からいる彼のたくさんのファンが喜んでいたようなのでとても良かったと思います。
今後の李志 (リージー)さんの活躍を応援しています！
