先日、人気ロックバンド『Mrs.GREEN APPLE（ミセスグリーンアップル）』が発表したミュージックビデオ（以下MV）が色々と物議を醸しているようです。
「歴史的、文化的にみて配慮に欠ける映像表現があった」として公開が停止されています。
いったいどのような内容だったのでしょうか？
今回は一連の炎上した内容を調査してみました。
炎上の経緯は？
・問題のMVは「コロンブス」という楽曲のものです。
・MVには差別的な内容と捉えられる表現が使われていました。
・同曲はコカコーラのキャンペーンソングとして起用されていました。
・日本コカ・コーラ社は事前にMVの内容を把握していなかったようです。
・この楽曲を使ったすべての広告を停止しました。
人種差別的な内容だった？
MVでは、コロンブスやナポレオンなど、歴史上の人物に扮したメンバーが類人猿に文明を伝え、人力車を引かせる内容が含まれていた。
引用元：弁護士ドットコムニュース
歴史上の人物に扮したメンバーが、とある島に辿り着きそこにいる類人猿たちとパーティを開く。といった内容です。
メンバーが類人猿にピアノを教える場面や、類人猿に人力車をひかせる場面などがあり、「植民地支配」や「先住民虐殺」などを連想させるとしてSNSを中心に炎上しました。
人気音楽系youtuberの見解は？
登録者数45万人以上の音楽系Youtubeチャンネル「みのミュージック」みのさんの見解を観てみました。
ピアノを教える場面
低俗な文明に高度な文明を授けているような図に映る
人力車を引かせる場面
かなりぶっ飛んだ内容となっている
楽曲に関しては良いが…
みのさんによると、楽曲自体はミセスグリーンアップルらしい素晴らしいポップスに仕上がっている感じがしたが、絵が強すぎてサウンドが耳に入って来なかった。と語っていますね。
コレなんで誰も止めなかったの？
- 映像は乾いた笑いが出てしまう
- このMVが世に出てしまったことが衝撃
- 2024年の感覚としてはどう考えてもアウト
- 映像が無邪気なものであり「悪気はなかった」とは感じる
上記以外にも様々な視点から解説をしてくれているので興味がある方は彼のyoutubeチャンネルで動画をご覧いただければと思います。
謝罪内容は？
大森元貴（Vo/Gt）の謝罪文の抜粋
類人猿をジトに見立てたなどの意図は全く無く、ただただ年代の異なる生命がホームパーティをするというイメージをしておりました。
そもそもの大きな題材として不快な思いをされた方に深くお詫び申し上げます。
我々の配慮不足が何よりの原因です。
ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております。
この度は申し訳ありませんでした。
以後はこのようなことが無いよう、細心の注意を払い、表現することに対して誠実に、精進してまいりたいと存じます。
多数の応援の声も
共感1.6万 なるほど420 うーん2737
勉強や配慮不足は否めないけど、指摘に対して速やかに反応し、対応したのは良い対応だと思う。 また、この説明も原因と理由をちゃんと話しており誠実さが表れていると思いました。 表現者として歌詞や映像を作るのは大変だと思いますが、才能は素晴らしいと思うので、頑張って欲しいと思います。
引用元：Yahoo!news
共感177 なるほど1 うーん57
ボーカルの方の謝罪も読みましたが、歌詞の通りの誠実な方だと感じました。 思っていたより若い青年でびっくりしました。 人に寄り添う歌詞を書き、問題に対して素早く対処し、きちんと謝罪し改善しようとする。 まだまだ若い方なので、柔軟に受け入れ、成長していってくださるでしょう。 今後に期待しています。
引用元：Yahoo!news
共感8797 なるほど128 うーん1225
正直この人たちのことはよく知りませんが 誤解を与えたとかあやふやなものに逃げずに何が駄目だったのか何についての謝罪なのかがハッキリしているのが誠実な対応で好印象でした 一度出してしまったのを無かったことには出来ないでしょうが この経験を糧に もっと素晴らしいものを作り上げていける人なんだろうなあと思いました
引用元：Yahoo!news
共感2186 なるほど70 うーん297
失敗しないのは大事ですが、失敗した後にどのように行動するかはもっと大事な事だと思います。その点、アーティストの方々の対応は良いものだと感じます。ただ、私もMVは見ましたが、あの内容で世の中に出した製作サイド、広告代理店、スポンサー、レーベルの感覚、リスク管理能力の低さには本当にびっくりしました。プロ意識を持ってきちんとした仕事をする事な大切ですね。
引用元：Yahoo!news
まとめ
今回の騒動では様々な意見が見受けられますが、皆さんはどう思われたでしょうか？
事務所側やスポンサー側の責任も問われる中でありますが、時代とともに変わっていく表現の仕方に順応していくのも大変なのだと思わされる一件だったように思います。
何にせよ、これからもMrs.GREEN APPLEには素晴らしい楽曲を作り続けてほしいものですね。
