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物議を醸したのは、パリオリンピックの女子ボクシングトーナメント2回戦でした。
イタリアのアンジェラ・カリニ選手がアルジェリアのイマネ・ケリフ選手の圧倒的な力の前に棄権するということになりイマネ・ケリフ選手の性別が大きく注目され話題になりました。
今回は、ネットで誹謗中傷とも取れる発言などで大炎上しているこの件についてまとめました。
イマネ・ケリフは元男性か?
イマネ・ケリフのプロフィール
出身:アルジェリア
生年月日:1999年5月2日
年齢:25歳(2024年8月現在)
競技:女子アマチュアボクシング
オリンピック:東京・パリでアルジェリア代表
先天的?それともトランスジェンダー?
実際のところ、イマネ・ケリフ選手は先天的な男性なのでしょうか?
それともトランスジェンダーなのでしょうか?
<トランスジェンダーとは?>
具体的には、「男性の身体で生まれたが、自身の性別は女性であると認識している人」と「女性の身体で生まれたが、自身の性別は男性であると認識している人」がいます。
引用元:https://spaceshipearth.jp/
過去の検査などから考えてみましょう。
DNA検査で失格に!
2023年、IBA(国際ボクシング協会)は女子世界選手権の決勝に進出した彼女を失格としています。
理由としては「彼女の体内のテストステロンレベルが高かったため、医学的な理由で失格となった」とのこと。
IBA会長は「イマネ・ケリフ選手はDNA検査でXY染色体を持っていることが証明されたため除外された」と言っています。
ヒトは性染色体がXXで女性、XYで男性となる
引用元:東邦大学 https://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/glossary/bio/sex_determination.html
XXだと女性、XYだと男性は必ずしもそうではない?
しかし、実際にはXY染色体を持つ女性やXX染色体の男性もいる様なのです。
<性決定のメカニズム>
私たち人間は、昔から分けたがる、定義付けたがる生き物だと思うんです。文化的にも政治的にもそうだったと思うし、科学的にも分類したがったんですね。それで、染色体の組み合わせがXY は男性、XX は女性と分類しようとします。ところが、実際のところXY だけど女性の方もいますし、XX だけど男性の方もいるんです。
引用元:https://note.com/ace_magazine/n/n49ad9173ffec
話:黒岩麻里さん(くろいわ・あさと)
1973年京都市生まれ。北海道大学大学院 理学研究院 生物科学部門教授。
イマネ・ケリフ選手は、今のところ男性から性転換したなどの情報は公開されていません。
なので、元男性ではなく『XY染色体を持つ先天性の女性』の可能性は否めません。
見た目だけではなんとも言えませんが、適合手術を受けていないという発信もありました。
オリンピックのボクシングの選手の家族が、彼女の為に写真を出したという経緯らしいので載せるね。
— 𝑯𝒊𝒕𝒐𝒎𝒊☻︎✮ (@hitomi_malimi) August 1, 2024
子供の頃から女の子で、性別適合手術を受けたとかではないんだよ…🤦♀️
オリンピックを利用してまで世界中で誤解を広め、LGBT思想活動を正当化させようとするとは…
とんでもないやり方してくるじゃん https://t.co/JuxhoQfz1N pic.twitter.com/BTy96y660a
IOC(国際オリンピック委員会)の声明
今回の性別問題の波紋を受けてIOCが声明を発表しました。
「すべての人は差別なくスポーツをする権利をもっている」
「パリ五輪のボクシングトーナメントに参加するすべての選手は大会の資格と参加規程、パリ2024ボクシングユニットが定めたすべての医療規定を遵守している。これまでの五輪のボクシング競技と同様に、選手の性別と年齢はパスポートに基づいて決定される」
引用元:デイリー https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e584c7d125d97790bdd2c31b12c34c629bea27
ネットでの反応は?
イマネ・ケリフ選手について「決めつけ」や「誹謗中傷に近い」発言が多く見受けられました。
しかし、「元もと女性であり染色体異常」や「彼女はトランスでは無い」などの発言もありました。
トランスジェンダーと決めつけた発信がありました
【パリ五輪】性別騒動の女子ボクサーが開始46秒で勝利、対戦相手が棄権 パリ五輪 女子ボクシング66Kg級
— 妖精トロール🧚カバじゃない (@amse070707) August 1, 2024
今後、トランス女子(XY染色体)が出場したら、女性選手はボイコットするんじゃないでしょうか?
こんなのがフェアなスポーツと言えますか?あまりにも対戦相手が可哀想。#トランスジェンダー pic.twitter.com/ONrJEWQfTD
IBAとIOCの基準の違いを批判していますね
泣き崩れるアンジェラ選手。
— Kiko (@keroru_leylico) August 1, 2024
国際ボクシング協会のDNA検査で、性別適格性検査不合格だった選手に対し、IOCがオリンピック参加を許可した。
明らかなる骨格と筋肉の違い。女性選手の命にもかかわる事態。
多様性という"偽善"が、女性の権利を奪ったのだ。#女子ボクシング
pic.twitter.com/L87RfqGB7H
やはりトランスジェンダーとの決めつけが多く見受けられますね
これ対戦相手もだけどトランスジェンダーの選手の出身国にも男に負けて代表を奪われた女性がいるって思うと本当可哀想だよな。
— Johnny (@micdiw) August 1, 2024
こんなん認められたら女性でスポーツ頑張ってる人の権利なくなるやんけ。#トランスジェンダー#SHAMEFUL #Paris2024#パリ五輪 pic.twitter.com/qEt4d7UEll
出場資格の違いが波紋を呼んでいる様ですね
XY染色体を持つ選手が女性ボクサーに勝利、開始すぐに棄権した女性選手は悔しさのあまりその場に泣き崩れました。彼女のこれまでの努力が奪われたと批判殺到、ちなみに勝利した選手は昨年の世界選手権で性別適格性検査に不合格となり、出場権を剥奪されていますが、パリ五輪では出場を認められました。 pic.twitter.com/U4VSV24gnQ
— フィフィ (@FIFI_Egypt) August 1, 2024
元男性と明言してしまっていますね、今の時点では問題発言です
元男性が、女子オリンピックボクシングに参加。元男性の余裕勝ち。
— ひろゆき (@hirox246) August 1, 2024
金玉取った男性は、金玉取った男性です。女性ではないです。
トランスジェンダーは、トランスジェンダーであって、女性ではない。
女性の大会に元男性を参加させるのは、女性の機会を奪う。 https://t.co/3owh6HaxD0
特殊な体質であってトランスジェンダーでは無いという意見も
ボクシングのアルジェリア選手の件、誤情報出回ってるけど彼女はトランスでは無いし男性だった事もない。アルジェリアには法律的に性差は男女しか無いし性別の変更も不可能。女性器を持っているがテストステロン値が高いと言う体質。こう言った特殊な体質のアスリートをどうするかの規則の問題。
— まりまど@marimado (@marimandona262) August 1, 2024
フィジカルの違いが公平では無いといった旨の意見も
女子ボクシングに染色体XYの選手が出場してると言われている件
— Hrk (@GiantTCRad2) July 31, 2024
性別適格性検査で不合格って事は多分トランスジェンダーとかじゃなくて性分化疾患だと思う
セメンヤ選手とかもそうだったよな…確か
本人はずっと女性として生きてきただろうし辛いだろうなと思う一方でフィジカルが圧倒的過ぎて… https://t.co/1rqtRZAJrt
【まとめ】
イマネ・ケリフは元男性か?批判殺到で大炎上!
今回は性別問題で炎上している女子ボクサーについて記事にしてみました。
実際のところ、この選手が元男性なのか?元々女性なのかは不明瞭な部分も多いですが、はっきりしない段階での「決めつけは」やめるべきでしょう。
しかしフィジカル面を競う競技としては、今後のルールや基準改正も必要かと思いますし、もちろん様々な意見はありますが決して個人に対しての誹謗中傷は許されるものではありません。